60分で音色が変わる!趣味や仕事で歌や楽器を演奏する方が上手くなるための身体と心の使い方

楽器を演奏するとき、歌を歌うとき、そのときに必要なことは演奏技術だけではありません。身体をどんなふうに使うか?心をどのように保つのか?も演奏技術と同じくらい大切なスキルです。音楽を楽しみ続けるための身体や心の使い方についてお伝えします。

今までの習慣を変えたいときに必要なこと

 

こんにちは。

楽器演奏者&歌手専門コーチ

川原里沙です。

 

 

昔からずっと続いている習慣は

変えたくてもなかなか変えられないものですよね。

 

 

楽器の演奏や歌うときに

フォームを変えようとしたり

奏法を修正しようとしたりするときも

なかなか以前の方法から変えるのは難しいものです。

 

 

アレクサンダー・テクニークのもととなる発見をした人、

F.M.アレクサンダーさんの本を読んでいたら

こんなことが書いてありました。

 

(この方がアレクサンダーさんです)

f:id:uronpanda:20180304225248j:plain

 

 

たとえば歌を歌おうと声を出そうとしたとき、

 

「これから歌うから、声を出すぞ~」という意図に反応して

本能的に、習慣的にいつもやり続けてきたとおりの動きで

声を出すという動作をしているのだそうです。

 

 

「声を出そう」と決めた瞬間に

本能的にいつもの行動をしてしまう・・・

 

 

これではいつもやっている方法とは違う方法で

声を出して歌おうと決めても

なかなかうまくいかないはずです。

 

 

では、新しいやり方で歌いたいときには

どうしたらいいのでしょう?

 

 

アレクサンダーさんは言います。

 

 

まずは「声を出そう」と思ったときに、

 

すぐに何かをしようとする

すぐに行動に移す

 

ことをやめましょうと。

 

 

すぐに何かをしようと動き出してしまうために

いつもの慣れた反応が出やすくなってしまいます。

 

 

すぐに何かをするかわりに

新しくやりたいことを明確に頭に思い浮かべて

自分自身にきちんと「こう動く」と具体的に指示を伝えます

 

 

たとえば以前の私は

 

トランペットを吹こうと思ったら

特に何も考えずに

ただ構えてすぐに吹き始めていました。

 

 

そしてその頃は

なかなか自分の修正したいクセを変えられずにいました。

 

 

ですが

アレクサンダー・テクニークを学ぶようになってから

 

吹き始める前に

 

「これから吹くためにどんなふうに身体を使おうか」

 

と動きを考えながら

吹くための準備をしてから吹くようになりました。

 

 

以前と変わったことは

 

吹く前の準備をするために1分にも満たない時間を使って

丁寧に動きを決めて吹き始めるようになったことです。

 

 

これだけのことなのですが、

自分が吹く前にやっていることがよく見えるようになりました。

 

 

そのおかげで

上手くいったときに自分が

どんな意識で、どんな動きをしているのかが

分かるようになりました。

 

そして直したかったクセを修正できるように

なりました。

 

 

自分のクセは修正できる!と

思えるようになったのも大きな収穫でしたが、

 

 

何をしているときに上手く演奏できるのかが

前よりも分かるようになったので

本番のときに落ち着いて演奏しやすくなりました(^^)

 

 

今までの習慣となっているやり方を変えて

新しいやり方を身につけていこうとするときは

本能的に出てきてしまう前のやり方を抑えることとの戦いです。

 

 

新しいやり方をただ「やろう」とすると

習慣的にやってきたことがすぐに顔を出してしまいます。

 

新しいやり方を実行するために

 

どんなふうに動いたらいいのかを

具体的に思い浮かべて自分の身体に指示を出す

 

 

実際に行動する前のほんの少しのことですが、

かなり効果的です(^^)