楽器演奏者&歌手の方へ 60分で音色が変わる身体と心の使い方

楽器を演奏するとき、歌を歌うとき、そのときに必要なことは演奏技術だけではありません。身体をどんなふうに使うか?心をどのように保つのか?も演奏技術と同じくらい大切なスキルです。音楽を楽しみ続けるための身体や心の使い方についてお伝えします。

練習も本番も、間違えても止まらずに演奏し続ける

こんにちは。

楽器演奏者&歌手専門カウンセラー

川原里沙です。

 

ちょっと想像してみてください。

 

あなたは1人で曲を練習しています。

最初から通して演奏してきて、1番盛り上がるお気に入りのところで

あなたは間違えてしまいました。

 

このとき、あなたならどうしますか?

 

 

ここで、去年の冬の私の本番のときのお話をしたいと思います。

 

私はブリティッシュ・ブラスという金管楽器と打楽器だけで編成された楽団で

クラシカルコンサートに参加していました。

 

その中の1曲には短いながらも私のソロパートがありました。

 

私にとっては難しい部分も含まれていて、

合わせ練習の時から、成功したり失敗したりの繰り返しでした。

 

そして本番。

 

残念ながらミスしてしまいました。

でも何事もなかったかのように、素知らぬ顔で吹き続けました。

 

演奏を聴いていた友だちに「はぁ~ミスしちゃったよ~」と言ったら

「全然、気づかなかったよ!」と言われました。

 

もちろん、一緒に吹いているメンバーは気づいていますし、

客席にいた人たちも音楽をやっている人たちは気がついたかもしれません。

 

でも、間違えても変わらず吹き続けたことで、

楽しんでいる時間を邪魔せずに済んだお客様もいました。

 

このときに私は

「間違えても止まらずに吹き続けること」

の大切さを身をもって体験しました。

 

さてここで、最初のお話に戻ります。

 

間違えてしまったときは練習であっても、

「通して演奏する」と決めた範囲は間違えても止まらずに演奏し続ける

ことが大切です。

 

私も以前はよく吹きなおしてしまい、

トランペットの先生から「止まらない」とよく言われていました。

今も時々、そのクセが顔を出すことがあるので、止まらないように意識しています。

 

演奏を止めてしまうと、止めているのは音だけではありません。

そこまで作ってきた流れ、気持ちなどいろいろなものが一緒に止まってしまいます

 

トランペットを吹いていると1番感じるのが、

息の流れを止めてしまうことです。

 

よく間違える所はだいたい苦手な所だったりします。

苦手な所はそもそも息の流れが止まりがちです。

 

そして間違えるたびに止まることで

さらに息の流れを止めてしまいやすい状態を自分自身に作ってしまいます。

 

その結果、間違えやすい状況をずっと続けてしまうことに繋がってしまいます。

 

息が止まってしまうことは管楽器だけの話ではなく、

ピアノなどの息を使って音を出すのではない楽器でも同じです。

 

苦手な場所を練習する時には超ピンポイントで練習するのがおすすめです。

 

1小節だけ、1拍だけというように。

 

そうすると、

ひたすら繰り返すかたちになるので、

苦手なフレーズも体に染みついてきて、苦手意識も薄くなってきます。

 

また、他の部分を演奏しない分、その部分だけに集中できます。

 

そしてフレーズとして練習する時には

「通して演奏する」と決めた範囲は間違えても止まらずに演奏し続ける

ことを意識して練習します。

 

パーツ(部分)として練習したいのか

フレーズ(流れ)として練習したいのか

 

使い分けてみてください(^^)

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

メルマガ「川原版(かわらばん)」配信しています。

メルマガ限定のテーマでも記事をお届けしています。

 

ご興味をお持ちいただきましたら

こちらをクリックしてご登録ください。

川原版(かわらばん) 読者登録