楽器演奏者&歌手の方へ 60分で音色が変わる身体と心の使い方

音楽の好きな人が音楽を生涯楽しむことをサポートしたい!という想いを込めたブログです。

頭と身体

こんにちは。

楽器演奏者&歌手専門カウンセラー

川原里沙です。

 

アレクサンダー・テクニークを学んでいる中で欠かすことのできない

「頭」のお話をします。

 

アレクサンダー・テクニークでは2つの意味の「頭」があります。

 

・1つは身体の一部分、肉体としての頭。

・もう1つは「意識」としての頭。「脳」ととらえてもいいでしょう。

 

順番に2つの頭を見てみましょう。

 

まずは肉体としての「頭」から。

 

「〇〇しよう!」と決めたら、

人間も含めて、全ての動物の動きは頭から動き始めます。

 

頭が動き始めて、それにつられて脊椎が動いて、さらに身体全体が動いていく

という流れです。

 

自分自身を観察して感じ取るのは難しいですから、

猫などの身近な動物を見てみると分かりやすいかもしれません。

 

では、頭はどこでしょう?

 

頭の後ろの部分に触れると頭蓋骨の膨らんだカーブがありますよね。

このカーブの終わりが頭の底辺のあたりになります。

ここから上が頭です。

 

そして頭の底辺の高さに脊椎のてっぺんの部分がきて、頭を支えています。

そして両耳の穴からまっすぐ進んで行った、鼻の裏側(?)あたりに

頭と脊椎が接しているところがあります。

 

この頭と脊椎の接しているところを意識して

「頭が自由に動く」と思いながら

頭を動いているかどうか分からないくらい微細に動かしてみてください。

 

背骨もしくは背中の感覚が少し変わったような感じがしませんか?

それにつられて他の部分にも変化を感じるかもしれません。

 

頭が動くと脊椎が動き、頭と脊椎が動くと身体全体も動きます。

どんな動作をしているときにもこの基本は変わりません。

 

 

続いて、「意識」としての頭のお話です。

 

「意識」としての頭、

これは「〇〇するぞ」と決めて、これから行う動作・行動を意識することです。

 

頭で「〇〇するぞ」と意識をして決めると、

神経を通じて頭から身体へ「〇〇するぞ」というメッセージが伝えられます。

それに伴って、頭から身体の末端まで骨や筋肉も動いていきます。

 

どんなに指先を動かすような小さな動きであっても、

指先だけが動いているのではなく、まずは頭がアクションを起こしています。

 

指先をどう動かすかを考えるよりも前に、

「〇〇する」と結果を頭で決めて、身体に伝えると

身体は「こうしたいのね」とメッセージを受け取って、

そのときの状況に合わせた最適な過程を選んで動いてくれるのです。

 

ピンとこない方も多いかもしれません・・・。

 

私の体験をお話します。

今はアレクサンダー教師養成コースで勉強していますが、

ベーシック・コースでアレクサンダーのレッスンを受けていた頃のことです。

 

当時の私はトランペットの構え方を模索していました。

マウスピースを口にあてる位置が定まらず、

あてるたびにモゴモゴとマウスピースの位置を調整していました。

 

トランペットの先生にも「一発でマウスピースをあてる」と指導されていましたが

出来ずにいました。

 

このことをテーマにアレクサンダーのレッスンを受けていたのですが、

なかなかうまくいきませんでした。

 

そのとき、一緒にレッスンを受けていたヨガの先生が言いました。

 

「自分の心と身体を信用していれば、自然といい位置にあてられるよ」

 

この言葉で「私が私自身を信用していない」ことに気がつきました。

 

このときから、「どこにあてたらいいんだろう」と考えるのは止めて、

ただ「マウスピースを口に持っていく」と動作だけを考えるようにしました。

 

すると、マウスピースをあてる位置で迷うことはなくなりました。

 

決めたことで身体が動いてくれたと私が初めて実感した瞬間でした。

 

 

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