楽器演奏者&歌手の方へ 60分で音色が変わる身体と心の使い方

楽器を演奏するとき、歌を歌うとき、そのときに必要なことは演奏技術だけではありません。身体をどんなふうに使うか?心をどのように保つのか?も演奏技術と同じくらい大切なスキルです。音楽を楽しみ続けるための身体や心の使い方についてお伝えします。

お客さんと一緒にジェットコースターに乗るには・・・

こんにちは。

楽器演奏者&歌手専門カウンセラー

川原里沙です。

 

私は音楽の専門学校に通っていた頃、音楽療法学科に所属していました。

そして高齢者施設へ慰問演奏に行かせていただくこともありました。

 

参加してくださっている利用者の方々が楽しそうに参加してくださり、

演奏している私たちは利用者さんにすごく助けられて演奏しているなと

感じていました。

 

そして演奏している中で感じていたことがもう1つありました。

 

私はいつもトランペットの先生に

 

「お客さんを一緒にジェットコースターに乗せてあげないとお客さんは楽しくないよ。

 ジェットコースターを見てるだけじゃつまらないでしょ」

 

と言われています。

 

先生が伝えようとしていること、

自分が観客の立場になると、とてもよく分かります。

 

演奏の上手い下手は関係なく、

お客さんが置いてけぼりの演奏は

観終わったあと、不完全燃焼な感覚が残ります。

 

でも演奏する側になると、

一緒にジェットコースターに乗って楽しんでもらうにはどうしたらいいのかな

というところがよく分かりませんでした。

 

 

施設という利用者さんとの距離が近い状態で演奏する中で

演奏はお客さんと一緒に作るものなんだなと実感します。

 

お客さんが

 

ジェットコースターに一緒に乗ろうと思える演奏

このジェットコースターに乗ってもいいんだと思える演奏

 

を作っていくのが演奏者側の意識すること。

 

 

先日、アレクサンダー・テクニークの授業の中でこんな実験をしました。

 

演奏会でお辞儀をするという設定で

 

  1. 何も考えずにただお辞儀をする
  2. お客さんに向かって「こんにちは」「今日は来てくださりありがとうございます。」などメッセージを思いながらお辞儀する

 

ということを行いました。

 

すると観ているお客さん側としては

 

  1. は、ただ演奏する人が形式的にお辞儀をしているだけ
  2. は、「この人は私たちのために演奏してくれているんだ」

 

と感じるという違いがありました。

 

 

「上手く演奏しなくちゃ」「間違えたらどうしよう」と

自分のことばかり考えていると

一緒にジェットコースターには乗ってもらえないのかなと思った実験でした。

 

「ようこそ」「一緒に楽しい時間を過ごしましょう」

 

とその空間・時間を一緒に作るという意識が

一緒にジェットコースターに乗ることのできる演奏に近づけてくれるのかなと

思います。

 

 

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